9月25日 1Nikkor 11-27.5mm ジャンクレンズ修理開始。

先日、某カリで 1Nikkor 11-27.5mm のジャンクレンズを手に入れました。

もろもろ込みで千円ちょいだったので、直せなくても分解して遊べれば良いやと軽い気持ちでゲットしました。

ニコワンのレンズはほんとに不具合が多くて、ジャンクもたくさん出回ってます。
もう少しすれば「自分で修理したぞ！」なんてネットの情報も増えてくるかと思います。
そんなわけで、自分もその波に乗り遅れまいと挑戦してみました。

で、さっそく分解。
写真一枚ですませていますが、実際はものすごい大変でした。

何しろレンズの分解が初めてのことですし、どこをどう触って良いのかも分からないしで、じっくり慎重に進めました。

それでも、超小型のバネが1つ飛んで行って失くしてしまったりと、大苦戦でした。

後で戻し方の手順が分かるように、スマホで動画を撮りながら分解したので、そのうち編集してアップするかもしれません。需要があれば・・・

ジャンクの症状としては「絞り機能が動作せず、カメラの電源を入れてもずっと真っ暗なまま」というもの。

ニコワン初期のレンズには共通して起こる不具合ですね。

あれこれネットで調べてみると

・フレキシブル基板の断線
・絞り調節につかうモーターのギアの破損

だいたいこの2つが原因らしいです。

で、結論から言うと、今回はギアの破損でした。

一見、何の問題も無いように見えますが、赤い矢印のところに亀裂が入っています。
完全に割れちゃっているので、モーターの軸が空回りしていたようです。

歯車の数は ９T、外径は 2mm ちょい、軸穴径は 0.6～0.7mm くらい。
要は、このギアさえ交換できれば修理はできそうです。
しかし、こんなギアどこで買えば良いのでしょうか？
唯一ネットショップで同じくらいの大きさのものが買えるところを見つけましたが、もろもろ込みでギア1個買うのに千円以上しちゃいます。
下手するとレンズよりも高い。

う～ん、どうなんでしょうか。
まぁ、今すぐに必要ってわけでもないので、じっくり探したいと思います。

とりあえず、アロンアルファで亀裂を接着してモーターにハメてみたのですが、やっぱり駄目でした。
亀裂が広がっちゃってギアが引っ掛かっちゃいます。

ということで、ひとまずは絞り機能を最大開放で固定しちゃって、写真が撮れるかどうかだけ試してみることにしました。

で、撮った写真がこれ。
最近作ったリトルアーモリーの M4A1。

絞り優先モードで撮りました。
設定が上手く決まらず画質には納得いきませんが、撮ることはできました。

なぜうまく行かなかったと言うと、

絞り全開で固定したはずなのですが、レンズをセットした瞬間に、ギアに亀裂の入っていない箇所が噛み合ってしまったようで、自動でオート設定に合わせて絞り込んでしまったようです。

で、亀裂のところでギアがズレて、中途半端なところで止まってしまいました。

f5～7くらいのところで止まっているようです。

ともかく、動くことは確認できたので良かったです。
ちなみに、元に戻す時も写真一枚で済ましていますが、実際は物凄い大変でした。

でも、徹底してコストダウンがはかられていて、構造もちゃっちいシンプルで組みやすいレンズなんだと思います。
素人の自分が初めての分解でもなんとかできたので。

上の2枚は標準レンズで撮りました。

こちらは 11-27.5mm レンズで撮ったもの。
う～ん、標準レンズの方が扱いやすい。画質も・・・・

こんな感じで、レンズを収納しても6～7分くらい絞りが開いたままで動きません。
ちなみにこれは iPhone6 で撮ったもの。
「これが一番うつりが良いんじゃないか？」というのは言いっこなしでおねがいします・・・・

コメント 2

初めまして。偶然見つけて拝見いたしました。
交換用のギヤはebayで入手可能ですよ。
(まあ、これも面倒ではありますが)
可能ならば、分解動画をお願いします。
by 分解好き (2019-12-14 17:45) 

分解好きさん、ありがとうございます。
こちらはサブブログなのでコメントのチェックが遅れてしまいました。
ebayですか・・・ちょっとチェックしてみます。
分解動画、まだ残っていたら後ほどアップしますね。
by KOVCH (2020-01-06 22:09)